ダブルメンブレンガスホルダー
協立ダブルメンブレンガスホルダーの優れたシステム
- 【経済産業省メンブレンガスホルダーに係わるガイドライン】並びに【国土交通省告示666号】に準拠した材料選定・設計・製作・施工を行い、環境および構造に対する担保
- アウターメンブレンで外部荷重(暴風雨、積雪)に抵抗
- アウターメンブレンで耐候性確保
- インナーメンブレンでメタンガス貯蔵
- インナーメンブレンで化学物質流出防止
- 膜構造告示666号に準拠し設計・製作・施工を行った多くの実績を活かした高い信頼性・安全性・耐久性
- 補修・改修は全て自社対応
協立ダブルメンブレンガスホルダーの特徴
- アウターメンブレン
- 高強度・耐候性に優れたC種膜材(PVCコーティングポリエステル繊維布)
- 耐候性 10~15年
- 国土交通省認定C種膜材で、経済産業省のメンブレンガスホルダーに係わるガイドラインに準拠(なお、ガイドラインで要求されている耐繰返し引張疲労性試験は国土交通省告示1446から除外されている。⇨ 耐繰返し引張疲労性試験は不要と考える)
- インナーメンブレン
- バイオガス専用防炎膜材(PVCコーティングポリエステル繊維布)
- メタンガス透過率 150㎥以下/㎡・Day・Bar (DIN53380T2)(1気圧差 1㎡あたり 1日で150c㎥以下のリーク量)
- 経済産業省のメンブレンガスホルダーに係わるガイドラインに準拠
- 優れた耐化学物質、耐油性
ダブルメンブレンガスホルダー 指針・ガイドライン
重要項目
- 摘要範囲:5KPa以下
- アウターメンブレン:建築基準法 告示1446号、告示666号のC種膜材同等
- インナーメンブレン:高温時引張強さ、引張りクリープ、引張り疲労性、ガス透過性、耐食性の試験項目が指定されている
- 設計:設計荷重は建築基準法に従う
- 膜材の許容応力は、長期で引張強さの1/6、短期で1/3
- 貯蔵能力が300㎥以上のホルダーに対しては地震荷重の計算が必要
- 直径5m以下のホルダーでアウターメンブレンの最大膜応力が引張強さの1/5以下なら、7年後の膜材検証は不要
- 多くは膜構造告示666号に準拠
バイオガス貯留設備(ガスホルダー)
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)発行
バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業(中間評価)事業評価分科会概要説明より抜粋
バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業(中間評価)事業評価分科会概要説明より抜粋
バイオガス利用設備の用途に応じ、気象条件等の地域特性や安全面にも考慮して、プラント設置メーカと協議のうえ、バイオガスの貯留設備(ガスホルダー)の使用を定める必要がある。
ガスホルダーには、メンブレン(樹脂製シート)を用いるものや鋼鉄製のタンク型のもの等がある。可撓性が維持できるような構造への配慮や、硫化水素などによる腐食対策が必要となる。メンブレン製は太陽や吹雪などの天候による損傷に弱いという欠点があり、素材保護のための加圧負圧防護装置の設置が必要となる。
なおガスホルダーの容量は、1日あたりまたは週当たりのバイオガス発生量の変動予測とバイオガス利用設備の運転状況を勘案して設計する。
バイオガス貯留設備の種類と機能
種類 | 機能 |
水封式 | 水槽もしくはメタン発酵槽上部に鋼板製のフローティングタンクを設け、駅または水でガスを水封して貯留する。 |
二重膜(ダブルメンブレン)式 | 二重にしたメンブレンの間に空気を供給し、内側に貯留されるバイオガスの圧力を調整するとともに、内側のメンブレンを保護する。発酵槽の上部に設置する場合もある。 |
鋼鉄被覆型メンブレン方式 | 鋼製タンクの内部に樹脂製のバルーンが収納されている構造で、バルーン内部にバイオガス、タンクとバルーンの間に空気を供給する。 |
プロトタイプ概要
設計例
①固定荷重時膜応力図(長期) 図中の単位:kN/m
判定値:存在応力/許容応力度=5.57/16.33=0.34<1.0・・・OK
(手計算時膜応力:4.57kN/m)
②積雪荷重時膜応力図(短期) 図中の単位:KN/m
判定値:存在応力/許容応力度=7.59/32.67=0.23<1.0・・・OK
③風荷重時膜応力図(短期) 図中の単位:kN/m
判定値:存在応力/許容応力度=12.38/32.67=0.38<1.0・・・OK
(手計算時膜応力:7.793kN/m)
(手計算時膜応力:7.793kN/m)